メダカ・グアニル酸シクラーゼ(GC)とその活性化タンパク質(GCAP)


メダカのGC

 メダカ網膜に発現するグアニル酸シクラーゼ(GC)遺伝子の単離を試みた。その結果、メダカ(Olyzias latipes) には3種のGC(OlGC-R1, OlGC-R2とOlGC-Cと名付けた)が存在することが明らかになった。 3種のGCのうち、2種(OlGC-R1と-R2)mRNAは桿体に、OlGC-C mRNA は全ての錐体に発現している。右図において点線で示した部分は、系統関係に大きな不確実性が残る部分を示す。


メダカのGCAP


 メダカ網膜に発現するグアニル酸シクラーゼ活性化タンパク質(GCAP)遺伝子の単離を試みた。その結果、2種のGCAP(OlGCAP-1, OlGCAP-2と名付けた)を単離することができた。 これらのGCAP mRNAはいずれも桿体に発現していた。


参考文献 :

・Hisatomi et al. (1999) Three kinds of guanylate cyclase expressed in medaka photoreceptor cells in both retina and pineal organ. Biochem. Biophys. Res. Commun. 255(2), 216-220. (PubMed)
・Honkawa et al. Two kinds of guanylate cyclase activating proteins in medaka retina. Interdisciplinary Information Science in press. [Abstract]


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