イモリ・オプシンの解析

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イモリ・オプシンと視細胞




 イモリ視細胞に存在する光受容タンパク質(オプシン)遺伝子の単離を試みた。その結果、イモリには4種のオプシンが存在することが明らかになった(左図)。 in situ ハイブリダイゼーションによりそれぞれのオプシンmRNAの発現を調べたところ、右図に示したような視物質が桿体および3種の錐体に発現していることが示された(右図)。


各オプシンの発現する視細胞の同定

正常網膜の in situ ハイブリダイゼーション

 赤色の蛍光が、それぞれのオプシンmRNAの局在を示す。4種のオプシンのうち、1種(RH1)は桿体に、残りの3種は錐体に(各視細胞に1種ずつ)発現している。


再生網膜の in situ ハイブリダイゼーション

 オプシンの発現分布は正常網膜と再生網膜で違いが見られなかった。


再生過程でのロドプシンの発現

抗ロドプシン抗体による免疫組織化学

 緑色の蛍光がロドプシンの存在を示す。桿体視物質(ロドプシン、Cp-RH1)の発現は再生中期の第3ステージ頃に始まる。
scale Bar = 20 μm

抗ロドプシン抗体による免疫組織化学(拡大像)

 緑色の蛍光がロドプシン(Cp-RH1)の局在を示す。始め、ロドプシンは細胞膜全体に分布するが、再生ステージの進行とともに次第に外節部分に局在化する。
scale Bar = 20 μm


参考文献 :

・Takahashi et al. (2001) Distribution of blue-sensitive photoreceptors in amphibian retinas. FEBS Lett. 501(2-3), 151-155. (PubMed)
・Sakakibara et al. (2002) Opsin expression in adult, developing, and regenerating newt retinas. Mol. Brain Res. 103 (1-2), 28-35. (PubMed)


リンク

視物質
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